部分矯正
部分矯正について
通常補綴処置(被せもの)などの前処置として行われます。
倒れてしまっている歯を起こして被せものを作ったり、欠損部位にインプラント予定だが、隣の歯が倒れてきてしまっていてスペースが不足している、また、清掃性が悪い状態の時に1歯、または2歯程度矯正で歯を動かします。
部分矯正で利用する装置
マルチブラケット装置
加強固定装置
矯正用アンカースクリュー
マウスピース矯正
リンガルアーチ
●部分矯正ができるケース・できないケース |
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歯の移動量が多い場合、癒着しているなどの場合は矯正が難しいことがあります。 部分矯正後、保定(たとえば隣の歯と連結させるなど)が困難の場合はできません。 |
●部分矯正の治療期間 |
半年から1年程度の事が多いかと思われます。 年齢制限は特にありませんが歯周病の状態、歯根膜の状態によります。 |
部分矯正治療の流れ
1. カウンセリング
部分矯正は、欠損部位の補綴処置(被せもの)などを行う際に部分的に歯を起こすために行います。なので、ほとんどの場合で、一般診療の際に提案をさせていただきます。カウンセリングはその他の矯正と同じく無料で行います。
斜めになってしまっている歯に、そのまま被せものをいれるのか、多少費用と時間が掛かってでも良い状態にして被せものをするか、ご提案させていただきますので、ご検討ください。
2. 検査
部分矯正では口腔内写真、診断用模型をとり、場合によってはCTなどをとる場合もございます。
部分矯正の検査費用は¥10,000となっております。
3. 診断
単純に倒れてしまっている歯を起こして欠損部位に補綴(ブリッジやインプラント)などを行うのか、例えば、親知らずを使って欠損部位に並べるのか、などいくつかご提案できればと思います。
4. 治療開始
一般診療と連携し、ある程度治療が進んだところで部分矯正を行っていきます。
部分矯正により、歯が予定の位置まで動いたところで、再度一般診療へ引き継がせていただきます。
5. 保定
矯正で歯が動いたら、そのままにしてしまうとまた元の位置に歯が動いてきてしまうので、ブリッジや被せものなどで固定をする必要があります。
6. メインテナンス
保定した部位は汚れが付きやすくなる可能性がありますので、矯正後、被せものの後も継続してしっかり管理をする必要があります。