上大岡のやさしい歯医者 : 〒233-0001 横浜市港南区上大岡東2丁目42-22

お電話でのご予約/お問い合わせ

お電話でのご予約/お問い合わせ045-370-7816

上大岡のやさしい歯医者 上大岡にしだ歯科クリニック

症状別一覧歯周病

歯周病について

歯肉炎が進んだ段階で、読んで字の通り、「歯の周りの病気」です。 つまり、歯を支えている、歯茎や、骨(歯槽骨)などの病気です。 歯肉炎とは、歯周病の前段階で汚れにより歯肉に炎症がある状態です。 初期の段階では生活に支障はあまりありませんが、それが進むと、歯がぐらぐらしてきて抜歯になります。

歯周病の原因

基本的には、(菌の種類は異なりますが)虫歯同様、汚れが原因となります。
よく歯医者さんで「お掃除しましょう」と言われるかと思います。「掃除なんて自分で毎日しているよ」と思われるかもしれませんが、歯医者でよく言う掃除は歯石の除去にあたります。

汚れが石のように固まると歯石になりますが、これは普段のブラッシングでは落ちません。
ではなぜ歯石をとらなければならないのか? 歯石=歯周病ではありません。
歯周病の菌は嫌気性菌、つまり、空気(酸素)の嫌いな菌が原因になってきます。
それが歯と歯茎の間の歯周ポケットに入り込むことにより歯周病が悪化します。そのポケットに歯石でふたをした状態が続くと、より嫌気性菌の住みやすい環境になってしまいます。
また、歯石はザラザラしているので、歯石があるとさらにそこに汚れが付着しやすくなりどんどん悪化していく原因となります。
歯石=歯周病ではありませんが、歯石があることが歯周病のバロメーターになります。

 

 

当院の歯周病治療の特徴

歯周病は1にも2にも掃除(プラークコントロール)です。
まずは定期検診とご自身での毎日のケアでしっかりとプラークコントロールができるようにしましょう。
担当の衛生士がひとりひとりの口の中にあった指導をしていきます。 衛生士は基本的にルーペ(拡大鏡)を使い、丁寧に歯石除去を行います。 場合によっては衛生士でもマイクロスコープを使い歯石除去を行う事もあります。

 

 

症状について

初期では歯茎の腫れ、出血、口臭、重度になると、歯の動揺、とは言うものの、、、歯肉炎、歯周病のなにが怖いか・・・これらの症状は実は自分では気づきづらいです。
なぜなら、体調を崩したりすると急性症状(痛み)がでてくることがありますが、歯周病は重度になっても、普段は痛くありません。
ブラッシングの時の出血も、重度になり相当歯茎が腫れれば気づきますが、初期の段階では出血量が少なく、また、唾液や、歯磨き粉などで薄まり気づかない事がほとんどです。
口臭も、なかなか自分では気づかない事がほとんどです。
歯の動揺まで出てくると気づきます。しかしこれも、食べづらいと感じるほどに進行してからだと歯周病がかなり進んでいる事が多く、既に抜歯になる可能性が高くなっている状態です。
歯肉炎、歯周病の何が怖いかというと、、、 抜歯になる可能性があることも怖いですが、、、 一番怖いのはほとんどの場合が気づかないうちに進んでしまうのが怖い所です。
歯医者に来る理由はなんですか? 痛いから?被せ物がとれたから? 歯周病はこれらの理由にはほぼ当てはまりません。
歯周病はしっかりと、予防、定期検診をしなければ気づきづらく、気づいたときにはかなり進行しているので注意が必要です。

なりやすい人の特徴とは

菌の問題

歯並び

妊婦さん

思春期の時期

菌が原因となるので、歯並びが悪いと、掃除が行き届きにくい事が多く、磨き残しが多くなります。
妊婦さん、思春期の時期に関しては、歯周病の菌も色々種類がいますが、女性ホルモンの好きな歯周病菌がいるので、この時期も歯茎の腫れなどが起こりやすい時期です。

 

生活習慣

タバコ

タバコは歯茎の血流量を減らすので歯周病に弱い歯茎になりやすくなります。
また、血管が収縮することによって、出血量が減るので、ただでさえ気づきづらい歯茎からの出血がさらに気づきづらくなる原因にもなります。

 

唾液の量

高齢者

薬を飲まれている方

がんなどで放射線治療をされている方

年齢を重ねるとどうしても、唾液腺から作られる唾液の量も減ってきます。
また、すべてではありませんが、特定の薬の副作用で唾液の出る量が少なくなる事もあります。
唾液の出る量が少なくなると、自然と洗い流される汚れも少なくなり、汚れが停滞しやすくなります。すると歯周病も虫歯も進みやすくなります。
放射線治療をされている方も唾液が出づらくなる傾向にあるので注意が必要です。

 

虫歯の少ない方

虫歯と歯周病の菌は異なります。

菌の特性が違うので、どちらかに偏っていたりする事があります。 たまにいらっしゃる、「歯を磨かなくても虫歯にならない人」 この方はもとの菌の割合、そして、唾液による再石灰化の力が強い人です。 しかしこの再石灰化の力が強いと、汚れを歯石に変える力も強く、虫歯になりづらいので、痛みが出づらく、歯医者に足を運ぶ機会が少なくなるからです。 案外この、医療機関に足を運ぶ事が少ない方が歯周病に気づくのが遅れ、重症になりやすいです。

 

全身疾患との関わり

歯周病は全身疾患との関わりがあると言われています。

 

糖尿病

糖尿病になるとのどが乾きやすくなります。水分量が減れば汚れが停滞しやすくなります。
また、歯周病も糖尿病を悪化させ、糖尿病も歯周病を悪化させると言われていますので、どちらも生活習慣が原因となりますので、合わせて改善していく必要があります。

 

脳、血管障害

脳梗塞、心筋梗塞。これは空気、血栓、菌塊などで血管が詰まる事によって起こります。近年の研究で、詰まった箇所を調べると、いるはずのない、歯周病の菌が見つかる事があるようです。
また、前述しましたが飲む薬の副作用などでも歯周病が悪化することがあるので、しっかりとしたケアが必要となります。

 

歯周病治療の流れ

  1. まずは問診による生活習慣の把握、レントゲン、歯周ポケットの検査を行い、歯周病の程度を把握します。
  2. 結果を元にまずはブラッシングの改善、歯垢、歯石の除去を衛生士が行っていきます。
  3. 精密検査を経て、必要があれば麻酔をして、ポケット奥の歯石をとっていきます。
  4. 再度精密検査を行い、必要があれば、歯周外科処置を行います。

※それぞれの検査を行い、問題がなければそこでいったん終わりとなり、その後のメンテナンスへと移行します。

 

~セルフチェック~


当てはまるものありませんか?
□ 口臭が気になる
□ 歯ブラシで出血する
□ 歯並びが悪い
□ 口が乾く
□ タバコを吸っている
□ 血糖値が高い
□ 妊娠している
□ 歯がぐらぐらする
□ 歯ぎしりをしている
□ 何年も歯医者に行っていない

どれか一つでも当てはまるようであれば、歯周病の可能性、もしくはリスクを高める要因となります。